2019年11月16日土曜日

買い手と売り手と作り手の気持ち/tokubetsu-made by katari-

こんにちは。


ブログはお久しぶりの更新になってしまいました。



まず今日はタイトルの通り、tokubetsu-made by katari-のお話です。


既にご購入下さっていたり、オンラインショップを覗いて下さっている方はご存知かと思いますが、久しぶりにチェックしてみるか!の方にはお初の品かと思いますので、まずはどんな品かさらりと。












着用するとこんな感じですね。


その名の通り、首元がくしゅくしゅっとなっていて、ロング(袖丈)ロング(着丈)のゆるっとしたお品です。


袖丈は伸ばすとこれくらい長いですが、実際に着用する際には手の甲あたりでくしゅっと溜まる感じになります。









こちらはブラック。


両サイドにポケットがあるので安心感があります。


169cm50kgの僕が着用していますが、女性の方にもゆるりと心地良く着て頂けます。


実際に女性の方にもご購入頂けているので、嬉しいですね。


その内、女性の着用画像も載せれたらと思っていますので、ご検討中の女性の方は気長にお待ち頂けましたらと思います。







首元はこんな感じでラフにくしゅっとさせたままでも良いですし。







こうやって1~2回折り曲げてタートルネックやハイネックのような感覚で着て頂いても良いです。


なのでその日の服装やお好みでいろいろな着こなしを楽しんでもらえたらなと思います。







メインのトップスとしてお使い頂いても良いですし、肌寒くなったらこのようにコートなどのアウターの中に着ても活躍します。



自分でつくっといてこう言うのもあれですけど、まじで使えます。


まぁざっとこんな感じです。


ブログでご紹介しておいてあれですけど、生地やディティールなどの詳しい説明はオンラインショップにびっっっしり長文で綴っています。


もうね、これでもかってくらい時間をかけてオンラインショップに載せました。


なので面倒くさがらずに覗いてみてください笑



さて、オンラインショップに詳細が載っているならこのブログは何だ?って話ですよね。


このブログでは生地やディティールというよりも、もう少し気持ち的な部分でのお話をしようかなと思っています。



まずは買い手の気持ち。

うちのお店をご利用して下さっている方々のお気持ちです。



これは僕(売り手)が代弁するのはちょっと違うかもしれないですし、僕の主観が入ってしまうかもしれないので、もしかするとおや?と思う部分もあるかもしれません。



僕は結構いろいろな服を買ってきましたし、もう着まわすのに困らないくらいの服を持っていると思います。


でもね、このくしゅくしゅタートルみたいな、所謂ロンT系のものだけは愛用品がありませんでした。


けどロンTが無いのも困るので、そこまで気に入るものが無くてもちょっと妥協して何かを着ていました。



ちょうど僕がいちばん服を買っていた10代後半~20代中盤にかけては、アンドゥムルメステールとかドリスヴァンノッテンとかのアントワープ6、それからマルジェラあたりが台頭してきて、そして僕は彼らのクリエイションが好きでした。



で、彼らの品を日本で買おうと思うと、財力の無い10代の僕にはなかなかの覚悟が必要なわけですよね。



なんでもないような無地のロンT(実際は生地もパターンも凝っているんでしょうけど)でも3万とか、ロング丈のニットソーとかタートル系のやつだと5万とかするわけですよ。



で、それ以外の中堅クラスのブランドで似たようなロング丈の無地のロンTを探すとなかなか無いんですよね。



これはあくまでも私見ですけど、ハイブランドのこういったロンTは高くてもファンがいるのである程度売れるし、あくまでもコレクションの1ピースであって、売れなくても商業的には実際そこまで困らないんですよね。

だから強気の価格設定でも出せるわけです。



でも中堅クラスのブランドだと、1~2万円で無地のロンTを販売してもそこまで売れる確証は持てないですし、それよりも他のシャツやジャケットやパンツなんかで違いを生み出しやすい、主役級になり得る品を作った方が効率的なんですよね。



買い手としても無地のロンTに1~2万円を出すなら、そこそこのクオリティを求めますし。



うーん、なんか話がまとまらなくなってきたけど、何が言いたいかというと。


僕が買い手の立場で感じていたのは、中堅クラスのブランドで無地のちょっとデザイン性のあるロンTを探してもなかなか見つからない。


見つかったとしても、クオリティの割に高くて価格に納得できない、あるいは安いんだけどクオリティが低すぎてこれまた納得できない。



僕が実際に購入したものだと、1万後半くらいの価格で、透けるくらいのかなり薄手のロング丈のニットソーがあったんですよね。


着丈の長さとか、ゆるいシルエットとか結構気に入って、なによりもようやくこれ系のロンTを見つけることが出来たから買ったんですけど、何回か着ていたら穴が空いていました。


結構服は大事に着る方なので、そんな雑な使い方はしなかったんですけどね。


他には生地がごわっとしていたり、ウールや化繊が入っていて肌あたりがイマイチだったり。


僕はお肌がちょっと敏感な方なので、季節の変わり目や乾燥しやすいシーズンだと肌に直接触れる生地には多少なりとも気を遣うんですよね。


特にウールや化繊が入っている生地は。


そんなこんなで、なかなか理想的なものに出会えなかったんですよね。


お肌がそこまで敏感じゃない方は、ウールが入っていたりしてもあまり気にならないと思うので、もう少し出会えているかもしれないですね。



1万円前半くらいで、ちょっとデザイン性のある着心地の良いロンTは無いものだろうか。



まぁ、こんな感じで、これが僕が買い手の立ち場で感じていたことです。



他にも同じように感じている方って意外と多いんじゃないかなぁ、それがこのくしゅくしゅタートルをつくろうと思ったきっかけです。




さて、長くなりそうなので、ひとまずは買い手の気持ちとtokubetsu-made by katari-のきっかけで、一旦お仕舞いにしておきますかね。



売り手と作り手の気持ちはまた次回に。



それではまた。



katari 店主 杉本




katari

愛知県江南市木賀本郷町西171番地
(営業スケジュールやアポイントについてはHPをご覧ください。)




名鉄江南駅または名鉄布袋駅より徒歩10分ほど。
(名古屋駅から江南、布袋駅までおよそ20分です。)
お車でお越しの際は隣の喫茶店の駐車場をお使いください。


その他、気になることなどありましたら、お気軽にお尋ねくださいね。