そんな僕の思いから出来上がったものたち。
それから、このブランドだから買おうとか、このブランドは聞いたことが無いから買わないでおこうとか、そういった目で見てほしくないものたち。
それらを僕はtokubetsu(特別)と呼ぶことにしました。
ずっと探していました。
シルバーの装身具を。
そしてようやく出会うことが出来ました。
2018年12月までおよそ2年間、僕はこの素晴らしいシルバーの装身具たちのブランド名を伏せてご紹介していました。
それは先ほどお話したように、ブランド名で判断してほしくない、そこに価値観を見出してほしくない、そう思ったからです。
通販を主体としているうちのようなお店では、ブランド名を伏せて販売するということは、正直に言ってデメリットしか無いと思います。
ほとんどの方が通販で何かを買おうとする際、ブランド名で検索したり、ブランド名+通販などで検索して調べると思います。
つまり、ブランド名を伏せて販売するということは、そのブランドを検索している人に見つけてもらうことが出来ない、ということになります。
これはかなり致命的です。
売れなかったらまじどうしようって感じです。
でも2年間もブランド名を伏せて販売を続けることが出来たということは、ありがたいことにブランド名に価値観を見出すことなく、純粋にこの品が良いと思ってご購入下さった方々がたくさんいてくれたということです。
これには本当に感謝しかありません。
お気付きの方もいらっしゃるかもしれませんが、2年間ブランド名を伏せていた、ということは今はブランド名を正式名称でご紹介しているということですね。
前置きが長くなってしまいましたが、このブランド名を正式名称でご紹介した理由こそが今回お話したかった事なんですよね。
まずこのブランドはTouareg Silver(トゥアレグシルバー)といいます。
僕はこのお品を信頼するディーラーさんを通してだけ仕入れています。
しかし最近ではTuareg Silver(Tの後ろにoが無いもの)や、Tuareg jewelryというものが市場に出回っているそうです。
Tの後ろにoが有るものはフランス語、無いものは英語です。
Touareg Silverを作ってくれているトゥアレグ族は、フランスに繋がりを持っています。
その為、僕はo有りのTouareg Silverとして紹介してくれているこのディーラーさんだけから仕入れています。
このディーラーさんはトゥアレグ族のこの技術を失くしてしまわないように、トゥアレグ族の公認協会の為にお金を使ってくれていて、そういったお人柄もとても信頼が出来ます。
そしてここからがご購入下さるお客様にとって一番大事なことになると思います。
近年ではシルバーの価格高騰により、トゥアレグシルバー(トゥアレグジュエリー)に使用されるシルバーに意図的に不純物を混ぜて、銀含有率を少なくして販売しているものが出回っています。
でもこのディーラーさんは従来通りの伝統的な製法で、限りなく純銀に近い、ほぼ銀100%のものだけを仕入れてくれています。
この事実を皆さんにも知って欲しかったので、ブランド名を掲載してご紹介することにしました。
ブランド名で判断してもらいたくない、と言っておいて、結局ブランド名を公表することでしかこの事実をお伝えすることが出来なくて、正直なところ悔しい気持ちもあります。
でもブランド名を伏せたままでは、このお品たちがちゃんとした正規のTouareg Silverなのか、お客さんからすると判断するのが非常に困難だと思います。
であれば僕のエゴを通すよりも、お客さんの判断をクリアにすることの方が圧倒的に優先すべきなわけで。
選択肢としては正式なブランド名でご紹介する以外にないですもんね。
個人的にはいろいろな情報がすぐに簡単に手に入る今の時代の在り方は、あまりにも得られる情報が多すぎてちょっと苦手なんですけど。
今回の件に関しては、良いものをお客さんに選んで頂く為の大きな助けになると思いますし、情報が手に入りやすいというのも悪くないですね。
どれも本当に素晴らしく、手作りのぬくもりも感じられて、そして美しい。
どうぞご覧ください。
それでは。
katari 店主 杉本
katari
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