2017年10月26日木曜日

muku展。

こんにちは。


初の試みとなるmuku展。


大変ご好評を頂いております。


ありがとうございます。


10/29(日)21時まではすべてのお品を確実に受注オーダーとして承ることが出来ます。


それ以降は、当店がお店の在庫として通常オーダーしている分から、ご予約として承ります。


その為、通常オーダー分は数に限りがあり、ご予約で完売したものはオンラインショップ上から姿を消していきますので、それ以降のご予約・ご購入は承ることが出来ません。


この機会に是非ご覧頂けましたらと思います。





さて、当店はメンズ・レディースどちらも扱ってはいますが、基本的にはメンズがメインです。


なのでレディースメインのブランドであるmukuはあまり多くのお品をご紹介できていないのが現状です。


でもなんとか女性の方にも多くのmukuのお品をご紹介したいなぁ、と思っていたところ、今回のご縁を頂きました。


いわゆる受注会というと、お店で実際に試着して、予約する、というのが一般的かと思います。


でもうちはそんなお店のキャパも無いですし、場所も不便ですし、なにより僕一人で通常業務に加えて受注会、というのはしんどいので、WEB受注・ご予約会としてmuku展を行っています。




そして、そもそも僕は受注会というものがあまり好きではありません。


基本的に受注会というのは、今の季節であれば来年の春夏物を予約することを指します。


だいたい半年先ですね。(mukuはおよそ3か月後にお届けです。)


その際、代金のお支払いは予約をした段階でお願いするというお店さんもあれば、半年先の入荷後にお支払いというお店さんもあります。


でも多分、予約をした段階でお支払いをお願いしているお店さんの方が多いかと思います。


もし予約後に、やっぱりキャンセルで、となってしまうと、デザイナーや縫製工場、生地屋さん、とても多くの人が悲しみます。



そうならない為に、とりあえず予約しておこうかな、なんて安易な気持ちでご予約を承らないように

じっくり検討して、悩んで、吟味して、やっぱりどうしても欲しいから予約しよう

こんな気持ちでご予約をしてもらえるように、代金はご予約の段階で事前に頂戴しているんだと思います。



いや、実際のところ、僕はこのmuku展まで受注会とかしたことないんで分からないですけど、僕はそう思っています。


お金を先に支払うってなったら、じっくり悩んで、信頼できるお店さんでしか予約しようと思わないですよね?






この受注会というシステムは、普段では見ることのできないフルラインナップをご覧頂けるという、お客さんにとっての素晴らしい利点があります。


お店にとっても、お客さんが喜んでくれるんだから、それは良い点ですね。


でも正直、準備はとても大変です。


お店の中身を全て入れ替える必要がありますからね。
(うちみたいなWEB受注会の場合は、1点1点撮影やオンラインショップへの掲載が必要です。)


この受注会期間中も、他の通常入荷しているブランドが見たいという方や、通販ご利用の方ももちろんいらっしゃるので、普通に通常業務もこなしていきます。


これだけ大変でも受注会をやるということは、それだけ受注会をやることでお店にメリットがあるんですよね。


簡単に言ってしまえば、ご予約を頂けるという事は、確実にお店にとって売上(利益)になる、ということですよね。


過剰在庫を抱える心配が無いという事です。


まぁ、あれだけ大変な思いをしてやっているわけですからね、これくらいのご褒美は欲しいところですよね。



お客さんはフルラインナップで見ることが出来て、欲しいものが確実に手に入る。


お店は過剰在庫を抱えることなく、確実に売上(利益)が得られる。


ブランドとしても、お店を通してだけではなく、実際のお客さんの生きたリアクションが感じられる。


こうやって見ると、良いことばかりですね。






でもね、この受注会というシステムに慣れてくると、良くないこともあります。


まずお店としては、受注会でお客さんがフルラインナップの中から、自分で欲しいものを選んで予約してくれるので

お店として、バイヤーとして、店主として、本当にお勧めのものを拘って選んでご紹介するという能力が欠落していきます。

ただでさえ、売れるブランド、人気のブランドは片っ端から仕入れる、なんてお店も多いですからね。

売上を取る為、予約を取る為、売れるものをとりあえず紹介する、そんなお勧めの仕方になっていきます。


全てのお店がそうじゃないとは思いますけど、僕が若い頃に何度か利用していたお店がいくつかあるんですけど、受注会を行うにつれて、通常の仕入れとして入荷してくるものたちに魅力が無くなってきました。

というよりも、そのお店や店員さんに魅力が感じられなくなったのかな。

受注会で売り上げが取れるから、通常の仕入れや接客に対するモチベーションが低下してくるんでしょうね。




そしてお客さんとしては、これが一番大切だと思うんですけど、お金を約半年先に手に入るものに投資しているということ。


確かに売り切れる前に確実に欲しいとか、半年後に届くワクワク感とか、それをモチベーションに仕事を頑張るとか、予約をすることで得られるメリットは大きいと思います。


でももしその予約に使った10万円が手元にまだあったなら、美味しいご飯を食べて、旅行に行って、今すぐ使いたい何かを買って、そんなことに使うことが出来たかもしれないんですよね。




逆に言うと、僕らはそんなお客さんの半年分の楽しみに使うことが出来たかもしれないお金を投資してもらっているっていう事。




これだけは忘れちゃいけないと思うんですよね。





うーんと、何が言いたいのかまとまり無くなってきましたね。



なんで僕が受注会をあまり好きではないかというと、


受注会はお客さんにフルラインナップを見てもらうことが一番の目的のはずなのに、いつの間にか売上目的になって、それどころかお店の通常のバイイングや仕入れ・接客の質まで低下しているお店が多いと感じるから。

もっと大切なのが、お客さんの半年分の楽しみに使うことが出来るお金を投資してもらっているのに、それがあたかも受注会では当然であるかのように、何の気持ちも感じられないし、そもそもそんなことを考えているお店や店員さんが限りなく少ないから。

(正直、今の時代のお店さんがどんな感じで受注会をやっていて、どんな仕入れや接客をしているのか、興味もないから知らないんですけど、僕がお客さんとしてファッションを楽しんでいた時代にはそう感じました。だから僕が言っていることは今の時代ではまったく見当違いのことかもしれませんね笑)




さてさて、長くなりましたが、


受注会好きじゃないならなんでmuku展はやってるんだ、ってなるかもしれないですけど、


でもそれだけmukuの素晴らしいお品たちをご紹介したかったということです。


あんまり深く考えずに、ご覧ください。

































































詳細や他の画像などは、リンク先よりご覧頂けましたらと思います。




どれもとても素敵で、息を呑むほどに美しいお品たちばかりです。





日常に寄り添う、そんなmukuのお品たち。



皆様のお気に入りが見つかりましたら嬉しく思います。




それでは。




katari 店主 杉本





katari

愛知県江南市木賀本郷町西171番地
(営業スケジュールやアポイントについてはHPをご覧ください。)




名鉄江南駅または名鉄布袋駅より徒歩10分ほど。
(名古屋駅から江南、布袋駅までおよそ20分です。)

お車でお越しの際は隣の喫茶店の駐車場をお使いください。

その他、気になることなどありましたら、お気軽にお尋ねくださいね。