あれは何年前の事だろう。
当時の僕はまだ勤め先まで電車で通勤していました。
その頃はまだ20代中盤くらいだったかな。
毎日電車に乗っていると、よく一緒になる人っているじゃないですか?
別に意識して同じ車両に乗っている人たちを観察しているとかじゃないんだけど、なんとなく、この人よく見かけるなぁみたいな。
サラリーマンのあのお兄さんはいつも小説読んでるなぁとか。
あの中高生のグループはテスト勉強してるのかなぁとか。
爆睡して隣の人にめっちゃもたれてるじゃん笑とか。
その日はね、帰りが遅くなって。
電車の人もまばらで。
いつも見かける人たちもいなかったんですよね。
とりあえず椅子の端っこに座って、ちょっとうとうとしていたんです。
やばっ!乗り過ごした!?
と思って目を開けたらまだ3駅くらいあって、助かったぁなんてやってまして。
ふとね、自分と反対側の端っこに座っている女性が視界に入ったんです。
俯いているから、あの人も寝ているのかなぁ、なんて思って何気なく視界の片隅に入るくらいの角度で、自分の降りる駅まで待っていました。
そしたらね、なんか小刻みに震えているような感じがして。
気になって、頬杖をつくふりをして女性の方を見てみたんです。
きっと見間違いなんかじゃないと思うんだけど、俯いたその顔から雫が落ちていて。
どきっとして思わず見入ってしまったんだけど、あれは涙が溢れていたんだと思うんです。
大丈夫ですか?って声をかけた方が良いって、頭では分かっているんですけど。
なかなか咄嗟に体が動かなくて。
あの頃は今みたいにマスクもしていないし。
こんなヒゲロン毛の怪しげなずるずるの服装をした見知らぬ男に声を掛けられたら余計に嫌な思いをさせてしまうんじゃないか?とか思って躊躇しちゃったんです。
そうこうしているうちにその女性は僕より先に電車を降りてしまって。
もっと早く気付いて、悩んでないでそっとハンカチでも差し出せたら、、、。
でも当時の僕は可愛くて肌あたりの良い素敵なハンカチなんて持っていなくて、、、。
え、ハンカチ?
そう、こんな時、涙する誰かにそっと差し出せるような素敵なハンカチーフがあるんです。
じゃじゃん!
はい、このアシードンのハンカチたち、コットン×シルク素材のとってもお肌に優しくて可愛いのです。
羊のハンカチーフがやはり存在感が際立っているので、一番人気ですね。
他の3つはどれも同じくらいの人気で、まずは羊を買って、気に入ったからこの3つのどれかを追加で購入みたいな流れが多いです。
詳細な画僧や説明は、商品名のリンク先オンラインショップからご覧ください。
あの頃の僕がこの羊のハンカチーフを持っていたら、きっとあの女性に声を掛けることが出来たと思うんです。
このハンカチ、とっても肌あたりが良いんですよ。
しかも羊の中に1匹だけ○○が隠れているんですよ。
なんて、涙の理由を聞くなんて野暮なことをしないでも、スマートにそっとハンカチを差し出せたはずなんです。
でもね、いきなり見知らぬヒゲロン毛に羊のハンカチーフを差し出されても、え、なにこのヒゲロン毛きもいんですけど?
絶対そのハンカチ自分で使ってるやつでしょ?
そんな使用済みのハンカチとかちょっときもいんですけど?
みたいに思われると思うんですよ。
だからそんなときの為に、自分が使う用のハンカチ(羊以外の3つのどれか)をちゃんと持っておいて、羊のハンカチーフは未使用のまま差し出すっていうのがポイントです。
ちゃんと僕はこっちのハンカチを使っていて、誰かに差し出すようにもう一枚羊のハンカチーフを持っているので安心してくださいねって感じで。
はい、という事で皆さんも2枚はハンカチを持っておきましょうね。
ハンカチを2枚持っているだけで誰かの涙が止められるなら安いもんです。
僕は未だにあの時の女性の涙を思い出します。
皆さんはあの頃の僕みたいに後悔しないように、ちゃんと羊のハンカチーフともう一枚自分用のハンカチーフを持っておいてくださいね。
え、違いますよ、別にハンカチを2枚押し売りしてるとかそんなんじゃないですよ?
ほんとに皆さんに後悔してほしくないという純粋な気持ちしか持ってないですからね。
ぐへへ。
それでは。
katari 店主 杉本
katari
愛知県江南市木賀本郷町西171番地
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(名古屋駅から江南、布袋駅までおよそ20分です。)
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